「快挙の実感ない」 四大大会男子テニス、初Vの16歳
【ウィンブルドン=共同】テニスのウィンブルドン・ジュニア選手権に初出場で優勝した16歳の望月慎太郎選手。四大大会男子シングルスで日本勢初の王者となったが、「快挙という実感はない。ウィンブルドンに限らず、大会に勝てたことが成長」と初々しく喜びを語った。
川崎市出身で中学1年から米国を拠点に練習する新鋭。日本テニス協会会長を務めた盛田正明氏が設立したジュニア選手を支援する「盛田ファンド」の奨学生として、米フロリダ州のIMGアカデミーに留学している。錦織圭選手と同じエリートコースを歩む逸材は、偉大な先輩も届かなかった栄冠をつかんだ。
92歳の盛田氏が訪れた大舞台で見せた快進撃。「いつもサポートしてもらって、あの年齢でも飛行機に乗って来てくれている。感謝の気持ちしかない」と思いを口にした。