EUデータ保護規則、意識浸透 摘発強化へ
仏データ保護機関トップに聞く 法令順守、経営者の関与を
厳格な個人情報保護を求める欧州連合(EU)の一般データ保護規則(GDPR)が施行して1年が過ぎた。フランスのデータ保護機関である情報処理・自由全国委員会(CNIL)は、2019年1月に米グーグルへの制裁金を命じるなど摘発にも精力的だ。2月に委員長に就き、このほど来日したマリー・ロール・ドゥニ氏に、活動状況や今後の方針を聞いた。
――GDPR施行後の変化をどうみていますか。
「GDPRは成功してい...