群馬県桐生市とみどり市、連携強化へ会議設置
群馬県の桐生市とみどり市は、連携を強化するため「桐生・みどり未来創生会議」を設置することで合意した。初会合を8月にも開く。行政の効率化や市民サービスの向上を目指す。一度、白紙になった両市の合併機運が再び高まる契機となるのか注目される。
会議は両市長を代表として両市民で構成し、公共交通や観光などのテーマについて協議する。みどり市の須藤昭男市長は「両市の関係を強固にし、両市民が(互いにメリットのある)ウィンウィンの関係を築けるように取り組んでいきたい」と発言した。
桐生市は過去の合併の影響で、行政区域がみどり市を挟んで東西に分かれる「飛び地」になっており、両市で2016年まで合併が検討された経緯がある。桐生市の荒木恵司市長は「合併ありきの会議ではないが、未来志向の広域連携を進めたい」などと話した。