パソナG、純利益53%増 19年5月期 配当年18円に
パソナグループが12日に発表した2019年5月期の連結純利益は、前の期比53%増の19億円だった。派遣社員の直接雇用が進み、紹介手数料が増えた。企業の福利厚生代行サービスを手掛ける子会社のベネフィット・ワンは人手不足を背景に、企業の福利厚生意識の高まりから採算が改善した。年間配当は18円と従来計画から4円増やす。
売上高は5%増の3269億円だった。企業の業務効率化需要を開拓し、事務職やコールセンターの委託事業が好調だった。
同日発表した20年5月期の業績見通しは、売上高が前期比5%増の3440億円、純利益は16%増の23億円。景気見通しに不透明感はあるものの人手不足の環境が続くとし、人材紹介事業がけん引する。
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