非核化交渉で米韓が協議へ 韓国外務省が担当者派遣
【ソウル=恩地洋介】韓国外務省は7日、李度勲(イ・ドフン)朝鮮半島平和交渉本部長が9~12日の日程でドイツを訪れ、米国のビーガン北朝鮮担当特別代表と会談する予定だと発表した。6月30日に板門店で開いた米朝首脳会談の結果や、今後の非核化交渉について協議するとしている。 米朝は月内にも実務者協議を再開するとみられる。協議の議題に加え、時期や場所の調整を進める可能性がある。米メディアによると、ビーガン氏は北朝鮮による非核化措置の見返りに人道支援や人的交流の拡大、平壌への連絡事務所設置などに言及している。
北朝鮮側は李容浩(リ・ヨンホ)外相と崔善姫(チェ・ソンヒ)第1外務次官を軸に対米交渉に臨む。実務担当者には、北朝鮮外務省で非核化交渉に長く携わってきた金明吉(キム・ミョンギル)前駐ベトナム大使の名前が挙がっている。