富山県など4自治体、SDGs未来都市に選定
富山県など北陸3県の4自治体が、環境問題への配慮など持続可能な街づくりを進める自治体として、2019年度の国の「SDGs(持続可能な開発目標)未来都市」に選ばれた。各自治体は選出を受けて、環境保全や地域ブランド力を高める機運を官民で高める考えだ。
富山県と同県南砺市、福井県鯖江市、石川県小松市が選ばれた。富山県は食品ロスの削減やレジ袋無料配布の廃止といった取り組みが評価された。石井隆一知事は「市町村や企業と連携を強化する」と立山周辺の環境保全などに一層力を入れる考えを示した。
4自治体のうち地域内エネルギーの自給を目標に掲げる南砺市と鯖江市はモデル事業にも選ばれた。国から最大3000万円の補助金を受けることができる。南砺市はこの資金を元手に、木材など地域資源の活用を加速させる考えだ。
未来都市の選定は、18年度から始め、19年度は北陸4カ所を含む全国31自治体が選ばれた。