期日前投票、5日から 高まる存在感
参院選公示を受け、投票日の21日に仕事などで投票所に行けない人のための期日前投票が5日始まる。投開票日の前日にあたる20日まで、選挙人として登録されている市区町村の期日前投票所で投票できる。原則午前8時30分から午後8時までだが、自治体の裁量で前後2時間広げることができる。海外に住む日本人が現地の日本大使館などで投票できる在外投票も5日から始まる。
2017年衆院選では有権者の20.15%にあたる2137万人が期日前投票をし、投票者数、割合とも国政選挙で過去最多を更新している。
不在者投票は住所地で投票できない場合、滞在地で投票できる。住民票を実家から移していない学生なども利用できる。
在外投票には事前に在外選挙人名簿に登録する必要がある。総務省によると今回の登録者は10万1192人で、17年衆院選と比べ1000人以上増えた。
在外投票の期間は日本大使館や領事館の場所によって異なる。最も投票期間が短いトンガなどでは12日に投票が締め切られ、最長で15日までとなっている。