モス、増税後は税別表示 本体価格は据え置き
モスフードサービスは4日、消費増税と軽減税率の導入に向け9月から「モスバーガー」での価格表示を税込みから税別に変更すると発表した。本体価格は増税後も維持し、店内と持ち帰りで別々の価格で販売する。税込み370円のモスバーガーの場合、価格表示は343円。持ち帰りは370円で、店内で食べる場合は377円となる。
10月に導入される軽減税率で、飲食店では同じ商品でも持ち帰りに8%、店内飲食に10%の税率が適用される。本体価格を調整して税込み価格をそろえる対応も認められているが、現在のところスターバックスコーヒージャパン(東京・品川)、日本KFCホールディングスなど、本体価格を維持する方針のチェーンが多い。
また、モスフードサービスはバーガーに使うバンズを7月18日から刷新する。重量を3%増やしたほか、保水性を高めた。しっとりとした食感が長持ちするようにすることで、8%の税率が維持される持ち帰りやデリバリーでもうま味が長持ちするようにする。
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