ダウ最高値更新も進まぬ円安、米利下げ観測根強く
経済部 安西明秀
4日の東京外国為替市場で円の対ドル相場は1ドル=107円70~80銭程度で推移し、値動きに乏しい展開になっている。3日の米国株式市場ではダウ工業株30種平均が約9カ月ぶりに最高値を更新した。株高で投資家のリスク選好が強まれば円安が進むとみられたが、米利下げ観測は根強く、円の売買が交錯している状況だ。株高の原因となっている米金利の低下による日米金利差の縮小という構造が変わらなければ、中期的には円高...
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