東京ガス、太陽光施工会社に出資 制御システム開発
東京ガスは3日、太陽光発電設備施工のネクストエナジー・アンド・リソース(長野県駒ケ根市)に出資すると発表した。出資金額は非公表。東ガスは再生可能エネルギーによる発電施設など複数拠点をまとめて一つの発電所のように管理する「仮想発電所(VPP)」の事業化をにらみ、ネクストエナジーと共同で発電や蓄電設備の制御プラットフォームを開発する。
ネクストエナジーは2018年12月、あらゆるモノがネットにつながるIoTを活用し、太陽光発電と蓄電設備を高速で制御するシステムを開発。電源の出力の制御要請に対して、1秒以内の応答速度が期待できるという。
東ガスは工場など約180万キロワット分のコージェネレーション(熱電併給)設備を顧客網に持っており、コージェネを活用したVPPの事業化を目指している。今後、ネクストエナジーと共同で、コージェネや太陽光発電、蓄電設備を一括制御するプラットフォームを開発し、電源の効率運用につなげる考えだ。