トウモロコシ 高値波乱なお 作付け回復でも減産懸念
商品部 杉山麻衣子
低迷が長く続いたトウモロコシ相場が一変している。洪水や長雨に見舞われた米国産地で作付けが遅れ、米シカゴ先物は6月中旬に5年ぶりの高値をつけた。現在、作付け回復で高騰は一服したが、生産意欲の低下や生育期の作柄悪化を警戒する向きは多い。不作で暴騰した2012年を最後に安値が続いたトウモロコシ。高値波乱の芽はまだ消えていない。
18~19年度産の豊作見通し、米中貿易摩擦、中国での家畜伝染病の流行といっ...
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