ひがし北海道クレインズ再出発、釧路市と連携協定
3月末に廃部したアイスホッケー「日本製紙クレインズ」の後継チームの運営会社、ひがし北海道クレインズ(釧路市)は26日、釧路市と包括連携協定を結んだ。同市とは日本製紙クレインズ時代に同様の協定を結んだが、新生クレインズとして存続が決まり新たに協定を締結。今後クラブチームとして再出発する。
協定は市の広報誌やホームページでのクレインズの活動紹介や、交流を目的とする小学校への選手派遣という従来の連携に加え、スポーツ振興や釧路の魅力発信でも協力することを盛り込んだ。
釧路では3月末の廃部を前に選手や市民、ファンが存続を訴え署名集めや募金活動を展開。クレインズを引き継ぐ形で運営会社を設立した。後継チームは7日、アジアリーグへの新規加盟が決まり存続が確定した。
記者会見で蝦名大也市長は「クレインズの名前で釧路を拠点に再スタートできたのはうれしい」と笑顔。ひがし北海道クレインズの田中茂樹代表業務執行社員は「地域に根ざしたチームづくりに取り組む」と語った。