出光が石油製品の価格体系統一 7月から特約店向け
4月に昭和シェル石油と経営統合した出光興産は特約店向けの石油製品の価格体系を7月1日から統一することを明らかにした。出光と昭シェルのそれぞれの価格体系をもとにこれまでガソリンなどの卸値を通知していたが、算定の根拠や運用を統一して体系を一本化する。
新しい価格体系は、原油コストや内外の製品市況を総合的に反映させる。石油元売り各社は調達コストなどを反映し、1週間ごとに卸値を通知している。出光もこれまでと同じく、週ごとに価格を変動させる。
26日に通知した卸値は27~30日に適用し、7月1日から新体系に基づいた卸値を通知する。石油元売りではJXTGホールディングスが誕生した際にも、卸値の算定根拠を統一していた。