長島昭久氏、自民入党へ
自民党の萩生田光一幹事長代行は25日の記者会見で、旧民主党政権で防衛副大臣などを務めた無所属の長島昭久氏の入党を近く認める方針を示した。「思想信条や行動は自民党の政策に非常に近い。温かく迎えたい」と述べた。
長島氏は衆院東京21区選出の当選6回で、憲法改正に積極的な保守派として知られる。同選挙区には自民党細田派の現職がいるため、選挙区の変更を調整している。小池百合子東京都知事が設立した旧希望の党で政調会長を務め、2017年衆院選で自民党と対決した経緯がある。
自民党では1月以降、鷲尾英一郎氏ら無所属議員の入党が相次いでいるが、旧民主党の出身者が目立つ。入党に向けて二階派に入会した細野豪志氏もその一人だ。自民党内には反発もある。
自民党青年局は7日、他党に所属した議員を入党させる際に都道府県連の意向を尊重するよう、二階俊博幹事長に申し入れた。萩生田氏は記者会見で「(青年局の要望は)入党手続きに反映している」と理解を求めた。