「MaaS」構築の実証実験 近鉄GHDと三重県志摩市
近鉄グループホールディングス(GHD)は25日、三重県志摩市と連携し、次世代移動サービス「MaaS(マース)」の構築に向けた実証実験を2019年秋に始めると発表した。志摩地域の鉄道主要駅と周辺観光地を結ぶ二次交通の利便性を高め、地域の魅力向上を目指す。近鉄GHDは実験結果を踏まえ、沿線の他の観光地での導入も検討する。
実験は近鉄グループの海上タクシー会社やタクシー会社などが参加し、19年10~11月と20年1~3月に実施する。1回目は海上タクシーやバスなどの二次交通で利用者の希望に応じて運行させるサービスを実施。2回目では各交通機関の検索や予約、決済などにまとめて対応するスマートフォン向けアプリを提供し、需要や課題を分析する。