イラン外相、敵対勢力は「戦争望んでいる」と批判
【ドバイ=岐部秀光】イランのザリフ外相は24日、米トランプ政権が、最高指導者のハメネイ師などを対象としたイランに対する追加制裁を発表したことについて「(イラン敵視の一団である)Bチームが米国の利益もかえりみず外交をないがしろにして戦争をしようと望んでいる」と批判した。
Bチームとはボルトン米大統領補佐官やイスラエルのネタニヤフ首相、サウジアラビアのムハンマド皇太子ら、名前の一部にBの文字を含む対イラン強硬派のグループを指す。
ザリフ氏は「トランプ氏が、ペルシャ湾で米軍が戦争をするような余裕がないと考えるのは100%正しい」と指摘した。ムニューシン米財務長官は、今後の追加制裁でザリフ氏も制裁対象になると述べた。
イランのタスニム通信は米国の追加制裁について「でっちあげの言いがかり」に基づくと批判した。