辺野古移設の即時中止要求 沖縄知事、外相と会談
沖縄県の玉城デニー知事は22日、河野太郎外相と県庁で会談し、米軍普天間基地(宜野湾市)の名護市辺野古への移設工事を即時中止するよう求めた。移設問題を巡り、政府と県の対話の場を設けることも要請した。河野氏は基地負担軽減に取り組む考えを示した。
玉城氏は2月の県民投票で反対の民意が示されたとして「直ちに埋め立て工事を中断し、問題解決のために沖縄県との対話の場をつくるよう尽力してほしい」と述べた。河野氏は「基地負担軽減について、政府としてできることは一つ一つやっていきたい」と応じた。
玉城氏は米軍機事故などの際に日本の捜査権が制限されている日米地位協定の改定も求めた。
玉城氏は今月4日に米軍ヘリコプターの部品が浦添市の中学校に落下した問題も取り上げ、安全管理体制の見直しを米軍に働き掛けるよう要請したとみられる。
〔共同〕