日銀「口先介入」も効果薄く 進む円高、イランも壁
経済部 坂口幸裕
21日午前の東京外国為替市場の円相場は1ドル=107円台前半で推移している。前日の終値より40~50銭の円高・ドル安だ。日銀の黒田東彦総裁は20日の記者会見で追加緩和を「ちゅうちょなく検討する」と繰り返して円高圧力をけん制したが、市場では「日銀は円安効果がある対策を打ちにくい」(大和証券・亀岡裕次氏)との見方が根強い。米連邦準備理事会(FRB)による早期の利下げ観測に伴う円買い・ドル売りが優勢な...
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