大卒内定率、6月中旬で72% 民間調べ
就職情報大手のマイナビ(東京・千代田)が20日発表した2020年春卒業の大学生・大学院生の6月15日時点の就職内定率(内々定含む)は72.0%だった。経団連の指針が示している選考解禁の6月1日を過ぎたことで、5月末の内定率に比べると10.2ポイント上昇した。なかでも理系は男女ともに80%近くに達している。
文理別などで見ると理系学生の内定率が高い。理系男子は前年比0.1ポイント上昇の79.6%、理系女子も79.9%と3.3ポイント上がった。一方、文系男子は68.0%、文系女子は66.9%で、前年とほぼ横ばいとなった。
選考解禁日を過ぎたことで「早めに内定をもらった学生も志望企業の最終面接などを経て就職活動を終えたのではないか」(マイナビ)という。
調査は6月10~15日にネットで実施し、5423人から回答を得た。
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