ドローン操縦やeスポ体験 エディオン広島改装開業
エディオンは19日、建て替えを含めて全面改装した広島本店(広島市)の内覧会を開いた。9階建ての東館、10階建ての西館の2館体制にした。ゲーム対戦競技「eスポーツ」を体験できる売り場のほか、ドローンを操縦できるコーナーを新たに設けた。ネット通販が普及するなか、実際に商品を触って試せる実店舗の強みを最大限生かす。
21日にオープンする。建て替えた東館(旧・本館)は2年ぶり、全面改装した西館(旧・新館)は2カ月ぶりの営業再開となる。2つの建物は4階の連絡通路で行き来できるようにした。売り場面積はそれぞれ約7千平方メートル。
eスポーツを体験できるフロアには専用のパソコンやゲーム機、ヘッドホンなどを並べた。基本的に無料で楽しめる。実際にパソコンやマウスの使い心地を試してもらうことで、ゲーム好きの購入を促す狙い。VR(仮想現実)ゲームを体験できるブースも設け、ヘッドマウントディスプレー(HMD)の装着感や見え方を確認できるようにした。
久保允誉会長兼社長は「品ぞろえと価格はネットに勝てない。リアル店舗ならではの良さ、ワクワク感を出していきたい」と話した。同社は広島本店に先立ち、大阪・ミナミにも体験型の新店を開いている。売り上げが軌道に乗れば、新型店を他の地域にも広げていく方針だ。