米「完全非核化へ中国と連携継続」 中朝会談巡り表明
【ワシントン=永沢毅】米国務省は17日、中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席の北朝鮮訪問について「米国は同盟国やパートナー、中国を含む国連安全保障理事会の常任理事国とともに緊密な連携を続ける」と表明した。北朝鮮の非核化に向け、建設的な役割を果たすよう中国に期待を示したものだ。
声明では、米国と中国を含む安保理の常任理事国が「最終的で完全に検証された非核化を実現するという共通の目標に取り組んでいる」と強調。そのうえで「完全な非核化の内容やその目標に向けた意味のある進展がどのようなものかに関し、米国と国際社会は共通の理解がある」とした。
これに関連し、国務省のオルタガス報道官は記者会見で、米国の対北朝鮮政策に変化はないと表明。「トランプ大統領とポンペオ国務長官は北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長が非核化の約束を果たすと信じている」と語った。
ドナルド・トランプ元アメリカ大統領に関する最新ニュースを紹介します。11月の米大統領選挙で共和党の候補者として、バイデン大統領と再び対決します。「もしトラ」の世界はどうなるのか、など解説します。