瀬戸芸の春会期、2割超は海外から
瀬戸内国際芸術祭(瀬戸芸)2019の実行委員会は17日、春会期の来場者の21.7%は海外からだったとする調査結果を発表した。16年の前回は春・夏・秋の3会期を通じて海外比率は13.4%だった。欧米メディアが今年のいくべき場所に瀬戸芸や瀬戸内を取り上げるなど、世界的な注目の高まりが示された。
春会期に瀬戸芸を訪れた2173人にアンケートをした。どこから来たか尋ねたところ、香川・岡山の両県が41.9%、両県以外の国内が36.4%、海外は21.7%だった。瀬戸芸の公式サイトのアクセス数に関しては、18.5%が海外からだった。
作品鑑賞の受け付けなどを担当するボランティアの「こえび隊」には延べ2204人が参加した。このうち28.9%は海外からで、香港、台湾、ドイツ、リトアニアなど様々な国・地域から参加があった。
今回の瀬戸芸では、初めての取り組みとしてオフィシャルツアーを開催した。1468人が参加し、参加率は88%と好調だった。
瀬戸芸の春会期は初めてゴールデンウイーク(GW)と重ねたこともあり、前回を52%上回る38万6909人が来場した。夏会期は7月19日に開幕する。