G20エネ環会合、薄氷の合意 パリ協定めぐり論争
長野県軽井沢町で16日まで開かれた20カ国・地域(G20)エネルギー・環境相会合では、共同声明の採択が閉幕直前まで難航した。気候変動のテーマで、国際的な温暖化対策「パリ協定」をめぐる文言で各国の意見を集約できず、世耕弘成経済産業相は16日午前の2日目の会合冒頭で「現時点で合意が困難だ」と異例の発言をしていた。
「議長国として非常に憂慮している。事務方はただちにこの会場を退席し、引き続き文言調整を...
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