東葉高速鉄道前期、営業利益が過去最高 沿線人口増で
千葉県が筆頭株主の第三セクター、東葉高速鉄道(千葉県八千代市)は17日、2019年3月期の決算を発表した。沿線の開発が進み人口が増加したことから運輸収入が伸び、営業利益は前の期比6%増の61億7000万円で過去最高となった。
八千代市内を中心にマンションの開発が相次ぎ、年間輸送人員は開業以来最多となる5681万人となった。広告料収入の減少や高架橋の耐震補強工事に伴う一部店舗の休業などで、運輸雑収は7.8%減の5億7100万円にとどまった。
20年3月期の税引き利益は、9.3%増の27億6000万円となる見込み。沿線人口の増加傾向が続くことに加え、鉄道建設・運輸施設整備支援機構に対する有利子負債の支払利息が低金利により減少すると予想する。
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