ぶれない動画に需要 ビデオ女子「ジンバル」のとりこ
ドローン最大手のDJIが2018年12月に発売した超小型ビデオカメラが話題だ。最大の特徴はカメラに「ジンバル」と呼ばれる手ぶれ装置を搭載した点。価格は4万4900円と高額ながら、発売前から予約が殺到。発売後は2カ月近く欠品が続いた。スマートフォンのカメラが高機能化するなかで、いまなぜ話題を集めたのか。背景を探ると、自らビデオ撮影する「ビデオ女子」の存在と動画の新潮流があった。
「ジンバル」で一気にプロ並み
モノやサービスの値段にまつわる「なぜ?」を様々な角度から掘り下げる連載。商品の種目ごとに細かく担当を受け持つ日経記者が、その担当の商品・サービスの値段の変化がなぜ起きたのか、日本だけでなく世界のトレンドまで鋭く切り込みます。