軽井沢でのG20関係閣僚会合が15日開幕 地元歓迎
20カ国・地域(G20)の環境・エネルギー相による「持続可能な成長のためのエネルギー転換と地球環境に関する関係閣僚会合」が長野県軽井沢町で15日から始まる。
先立つ14日には阿部守一長野県知事とイクレイ日本の浜中裕徳理事長が、気候変動やプラスチック廃棄物問題などに世界の自治体が協力して対策することを求める「持続可能な社会づくりのための協働に関する長野宣言」を原田義昭環境相に手渡した。
原田氏は「大事なことはいかに実現するかだ。頑張りたい」と応じた。同宣言は13日までに東京都やドイツのボンなど国内外119自治体・団体の賛同を得ている。手交式後、阿部知事は記者団に「地方政府としても世界の連帯の下にエネルギー・環境問題に向き合っていきたい」と述べた。
会合に参加する各国・地域の閣僚などは14日、世界最大級の時計駆動装置工場であるシチズン時計マニュファクチャリングのミヨタ佐久工場(佐久市)や、マンズワインの小諸ワイナリー(小諸市)などを視察した。G20関係閣僚会合軽井沢町推進町民会議などの主催で、各国参加者に水素エネルギーを使って沸かしたお茶を振る舞うイベントもあった。