沖縄知事「違法状態続く」 辺野古、土砂投入半年
沖縄県の玉城デニー知事は14日の定例記者会見で、米軍普天間基地(宜野湾市)の名護市辺野古移設に向けた土砂投入に政府が着手してから半年を迎えたことを受け、「埋め立て承認は撤回されており、違法な状況が続いている」とし、提訴など対抗措置を取る考えを改めて示した。
国土交通相は今年4月、防衛省沖縄防衛局の主張を認め、承認撤回を取り消す裁決を下しており、県は裁決を違法として提訴する方針。玉城氏は「一日も早く法律違反の工事をやめて県側と真摯に協議するよう求めていく」と訴えた。
また、小型無人機「ドローン」を巡り、自衛隊施設や在日米軍基地上空の飛行禁止を盛り込んだ改正ドローン規制法が今国会で成立、13日に施行されたことに関し「必要な限度を超えて規制され、報道の自由や国民の知る権利が損なわれる恐れがある」と述べた。〔共同〕