スナール会長、にじむ焦り 企業連合強化急ぐ
【パリ=白石透冴】仏ルノーのジャンドミニク・スナール会長は12日の株主総会で、連合を組む日産自動車と企業統治改革などで緊張関係が続くことを巡り、日産に一部歩み寄り、連合を強化していく考えを示した。電気自動車(EV)などの次世代技術で変革が進む中で、両社がまとまり切れず競争力を高められない現状への焦りが背景にある。ルノー株主の仏政府などとの意見の相違も明らかにし、総会での発言にはかじ取りの難しさも...
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日産自動車が選択を迫られている。
内田誠新社長のもと、業績をどう立て直すのか、筆頭株主である仏ルノーとの関係をどう再構築するのか。
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