OPEC5月生産、前月比0.8%減
【カイロ=飛田雅則】石油輸出国機構(OPEC)が13日発表した5月の生産量は日量2987万バレルと、前月に比べ日量23万バレル(0.8%)減少した。OPECによる協調減産に加え、米トランプ政権が5月にイラン原油の全面禁輸制裁に踏み切ったことが影響したとみられる。イランの生産量は同237万バレルと前月比で22万バレル減った。
今年1月に始めたOPECと非加盟の主要産油国による協調減産を主導するサウジアラビアは前月比7万バレル生産を減らし、日量969万バレルとなった。政情不安が続くナイジェリアや、米国が原油関連の制裁を発動したベネズエラも産油量を減らした。
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