「需給の適正化で市場安定」全石連会長、給油所の全国総会で
全国の給油所などで組織する全国石油商業組合連合会(東京・千代田)は13日、千葉市内で通常総会を開催した。4月に出光興産と昭和シェル石油が経営統合し、国内の石油元売り業界は2強時代に突入。全石連の森洋会長は「(上位2社が)需給の適正化を図ることができれば、おのずから市場は安定する」と語った。
現在の国内のガソリン販売のシェアは、最大手のJXTGホールディングスと出光の上位2社でシェアが約8割に上る。森会長は「人手不足やキャッシュレス時代への対応など、コストがかかる問題はある」と指摘。市場縮小が続くなか、全石連もインターネットを活用した給油所の求人支援などを通じ、対応を進めていく考えを示した。