インド失業率、過去45年で最悪 産業振興で成果乏しく
男性都市部7.1% 第2次モディ政権の課題に
【ニューデリー=馬場燃】インド経済が雇用悪化に揺れている。2018年の失業率は都市部の男性などで統計がさかのぼれる過去45年間で最も高い水準になり、特に都市部で雇用悪化が深刻だ。人口増に製造業など雇用の受け皿の育成が追いつかず、消費が上向かない一因となっている。停滞する雇用の押し上げが第2次モディ政権の大きな課題となる。
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