日経、インド新興メディアに出資 アジア報道強化
日本経済新聞社は13日、インドの新興メディア企業でマーケット速報を手掛けるニューズライズ(ムンバイ)の発行済み株式を25.99%取得したと発表した。両社はすでに東南アジアで英語での株式市場や上場企業関連の速報ニュースを手掛けており、出資をテコにアジアでの英文ニュースの配信を一段と強化する。
ニューズライズは2013年創業の市場ニュース専門の通信社。日経は同社と17年4月に英文ニュース「Nikkei Markets(ニッケイマーケッツ)」のサービスを始めマレーシアや香港、シンガポールで市場のニュースを配信している。ニューズライズは日経から出資を受け、人材やシステムへの投資を増やす。
日経はアジアのテクノロジー企業の情報発信を強化するために、外部企業との連携を拡大している。4月にシンガポールの新興メディアのディールストリートアジアの買収を決め、5月には中国のスタートアップ情報サイト「36Kr」を運営する北京品新伝媒文化(北京市)と業務提携した。