東京芸術祭、舞台芸術でコンペティション
東京都などは9~11月に東京・池袋で開く「東京芸術祭2019」の新たな企画として、舞台芸術の優劣を競うコンペティションを実施する。世界各地の劇場監督や芸術祭ディレクターらを審査員に招き、国内外の有力な演劇グループなどを表彰する。
東京芸術祭は東京都歴史文化財団や豊島区などでつくる実行委員会が16年から毎年秋に主催し、都は財政面で支援している。
2019年は「東京芸術祭ワールドコンペティション」を新設する。推薦を受けた団体6組に作品を上演してもらい、最優秀作品を選ぶ。最優秀作品賞を受賞した団体には、東京五輪・パラリンピックが開催される20年にあらためて公演の機会を準備する考えだ。
舞台芸術ではフランス・アビニョンやイギリス・エディンバラの芸術祭がコンペティションを催している。東京芸術祭をこれらに並ぶ規模に育て、芸術文化で東京の発信力を高める狙いがある。