上皇后さま心臓検査へ 定期検査で数値上昇
宮内庁は7日、上皇后さまが近く宮内庁病院で心臓検査を受けられると発表した。最近受診した定期的な血液検査で、心不全の診断指標とされる数値の上昇がみられた。今後、詳しく検査する。
同庁によると、異常が見つかったのは、心臓が分泌するホルモン「BNP」の数値で、心臓に負荷がかかると分泌量が増える。今年に入り、朝の散策後に息が切れる症状が目立つようになっていたという。
上皇后さまは2015年、胸に痛みの症状があり、心臓の精密検査で冠動脈に軽度の狭窄(きょうさく)が見つかった。宮内庁幹部は「(上皇后さまからは)胸に痛みがあるとは聞いておらず、4年前との因果関係も不明だ」としており、検査の結果は週明けにも明らかにする。