即位祝う献上品、皇室の受け取り可能に 閣議決定
政府は7日の閣議で、10月の即位の礼で皇室がお祝いの品を受け取ることができるようにする議決案を決定した。今後、国会に提出する。
皇室経済法施行法などは、天皇家と上皇ご夫妻が物品を受け取る場合、上限の価額を年間600万円と定めており、超過する場合は憲法8条の規定で国会の議決が必要となる。平成の代替わり時にも同様の議決案が国会に提出され、国会や都道府県、海外邦人団体などから絵画や工芸品など58件の献上品があった。
議決案によると、即位の礼の前後の10月11日~11月29日の間、皇室は天皇陛下の即位を祝うために贈与された品を受け取ることができる。贈与できる団体については今後、内閣が基準を設ける。個人からの品や金銭は受け付けない。