スズキに再発防止勧告へ 国交省、検査不正で
スズキが新車出荷前に実施する完成検査で不正をしていた問題で、国土交通省は7日、同社に再発防止に関する勧告書を交付すると明らかにした。午後2時に石井啓一国交相が鈴木俊宏社長に渡す。
完成検査を巡る勧告はSUBARU(スバル)に続き2例目。同省は現場の管理方法の見直しや再発防止策の実施を求める。
スズキの検査不正は2018年に発覚した。無資格者が検査していたほか、数値をかさ上げし不合格の結果を「合格」としたことなどが判明している。組織的な隠蔽も確認された。同社は不正に関連した車種について、約201万台のリコール(回収・無償修理)を同省に届け出ている。
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