鉄壁の知財モデルにヒビ 米クアルコムに独禁法違反判決
スマートフォン向け半導体大手、米クアルコムの商慣習は独占禁止法違反にあたるとした米カリフォルニア州サンノゼの連邦地裁の判決が波紋を広げている。次世代通信規格「5G」の普及を前に、クアルコムに再交渉を挑むスマホ産業に追い風との見方がある。ハイテク覇権を巡る米中の争いが影響する可能性もある。
「クアルコムの違法行為が継続し、5Gで優位に立つという重大なリスクがある。差し止め命令が必要だと判断する」...
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