「動かない相場」を崩すドル安
経済部 安西明秀
米国と中国の貿易摩擦を巡る世界景気の減速懸念の中でも膠着していたドルと円の為替相場が円高に振れてきている。4日の東京外国為替市場では一時、約5カ月ぶりの水準となる1ドル=107円台を付けた。これまでリスク回避の円買いが進む中でも、日米で開いた金利差が対ドルでの円高進行を抑えていた。ところが米国の長期金利が下がり、ドル安が膠着相場を崩してきた。
4日の東京外国為替市場で円相場は1ドル=107円90...
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