原発立地の大熊町、1日に災害公営住宅の入居開始
東京電力福島第1原子力発電所の立地自治体で初めて4月に一部地域で避難指示が解除された福島県大熊町で1日、災害公営住宅への入居が始まる。福島の復興は新たな段階を迎える一方、暮らしに必要な施設は十分になく、住民の生活を自治体などがいかに支えられるかが課題となる。
大熊町の避難指示は4月10日、帰還困難区域以外の大川原地区と中屋敷地区で解除された。災害公営住宅は5月7日に本格稼働した町役場新庁舎の東側...
東日本大震災から12年となった被災地。インフラ整備や原発、防災、そして地域に生きる人々の現在とこれからをテーマにした記事をお届けします。