新任の駐日中国大使、30日に着任へ
在日中国大使館は27日、新任の駐日大使に決まった孔鉉佑氏が30日に着任すると明らかにした。30日に民間機で東京に到着する予定だ。前任の程永華氏と同じ中国外務省で日本に詳しい「ジャパンスクール」の1人で、日中関係の改善に向けた役割に期待が集まる。
6月末に大阪で開く20カ国・地域(G20)首脳会議では中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席も出席する見通しで、受け入れに向けて日本側との調整役を担う。
孔氏は黒竜江省の出身。現在の上海外国語大学で日本語を専攻し、中国外務省入省後はアジア局長なども歴任した。東京の大使館と大阪の総領事館など日本での勤務経験は10年以上ある。
前任の程氏は歴代最長となる9年間にわたり駐日大使を務めた。