堺市長選に3新人届け出 「都構想」再び争点に
政治資金問題で竹山修身前市長が辞職したことに伴う堺市長選が26日告示され、いずれも新人で自民党市議らが支援する無所属の元市議、野村友昭氏(45)と、大阪維新の会の元大阪府議、永藤英機氏(42)、諸派の立花孝志氏(51)の3人が届け出た。投開票は6月9日。
野村、永藤両氏の事実上の一騎打ちとなる見通し。隣接する大阪市を廃止し、特別区に再編する「大阪都構想」の住民投票が来年秋にも再び実現する見通しとなり、堺市への影響や堺市が都構想に加わることの是非を巡る論戦が予想される。
2013年と17年の市長選は都構想反対を掲げた竹山氏が制した。野村氏は事務所前で「堺の未来のために政令指定都市であることが重要だ」と都構想反対を主張した。
永藤氏は堺東駅前での街頭演説では「反対ばかりの姿勢より、堺の未来をつくることが大事だ」と声を上げた。大阪維新代表の松井一郎大阪市長や吉村洋文大阪府知事も駆け付けた。
立花氏は市役所近くで街頭に立ち、スマートフォン購入補助金制度の導入などを唱えた。
〔共同〕