ITビジネス支援の社団法人設立
長野県立大学の安藤国威理事長や県経営者協会の山浦愛幸会長、コンサルティングのシソーラス(大阪市)、ソフトウエア開発のBJIT(東京・港)などは24日、県内のIT(情報技術)ビジネス立ち上げを支援する一般社団法人「長野ITコラボレーションプラットフォーム(nicollap)」を設立した。企業同士のマッチングなどを通じ、長野市のIT産業振興を進める。
長野市中心部に開設したシソーラスの拠点を本部とし、コワーキングスペース運営のクリークス(長野市)や、県立大と連携協定を結んでいる日本ユニシスなども協力する。会員企業を広く募り、IT企業とITを活用する会社のマッチングや、新規事業の立ち上げ支援などを行う。
県経営者協会や県立大学は、長野市をIT産業の集積地にする「信州ITバレー構想」を提唱している。今回発足した社団法人を核に、産業振興を進める。
BJITとシソーラスは同日、共同出資会社「nicolab(ニコラボ)」(長野市)も設立。バングラデシュを拠点に事業展開するBJITのノウハウを活用し、同国人材の紹介サービスを行うとともに、同国のIT人材を活用し、人工知能(AI)やあらゆるモノがネットにつながるIoTなどのシステム開発なども受託していくとしている。