17歳の久保建を初選出 サッカー日本代表
日本サッカー協会は23日、国際親善試合のトリニダード・トバゴ戦(6月5日、愛知・豊田スタジアム)とエルサルバドル戦(同9日、ひとめぼれスタジアム宮城)に出場する日本代表27人を発表、17歳のMF久保建(FC東京)を初選出した。出場すれば市川大祐氏に次ぐ史上2番目の若さとなる。MF中島(アルドハイル)や堂安(フローニンゲン)、FW大迫勇(ブレーメン)らも選ばれ、ほぼベストメンバーの顔ぶれになった。
23日開幕のU-20(20歳以下)ワールドカップ(W杯)にも出場資格を有する世代からは久保建のほか、GK大迫敬(広島)を初選出。同じく東京五輪代表世代の22歳、DF中山(ズウォレ)も初めてフル代表に選ばれた。
久保建について、森保監督は「トップリーグで存在感あるプレーを発揮している。攻撃にアクセントをつけ、ゴールへ向かうことができる選手」と説明。そのうえで「飛び抜けて、代表を支えてきた先輩を追い越しているわけではない。プレーや背中で学び、クラブとは違う経験をして成長してほしい」と述べた。
ベテランのGK川島(ストラスブール)、FW岡崎(レスター)も昨年のW杯ロシア大会以来の選出。各世代を融合しながらフル代表の強化を推進するという方針に沿った編成といえる。
同じ6月に招待出場する南米選手権(ブラジル)はJリーグ開催期間中で、日本協会に選手の拘束力がなく、この日のメンバーの多くは招集できない。24日発表の南米選手権出場メンバーは、2020年東京五輪代表を担う世代を軸に編成され、久保建らはそちらにも入るとみられる。
日本代表は次の通り。
GK 川島永嗣(ストラスブール)権田修一(ポルティモネンセ)シュミット・ダニエル(仙台)大迫敬介(広島)▽DF 長友佑都(ガラタサライ)槙野智章(浦和)酒井宏樹(マルセイユ)昌子源(トゥールーズ)室屋成(FC東京)植田直通(セルクル・ブリュージュ)畠中槙之輔(横浜M)中山雄太(ズウォレ)冨安健洋(シントトロイデン)▽MF 香川真司(ベシクタシュ)原口元気(ハノーバー)小林祐希(ヘーレンフェイン)柴崎岳(ヘタフェ)伊東純也(ゲンク)中島翔哉(アルドハイル)南野拓実(ザルツブルク)守田英正(川崎)堂安律(フローニンゲン)橋本拳人、久保建英(以上FC東京)▽FW 岡崎慎司(レスター)大迫勇也(ブレーメン)鈴木武蔵(札幌)