ファーウェイvs日米欧 海底でも通信覇権争い
本社コメンテーター 秋田浩之
世界の主な通信インフラから中国を排除しようと、米国が圧力を強めている。中国側もひるむ様子はない。
最後に、どちらに軍配が上がるのか。勝敗の行方を大きく左右するのが、海底をめぐる攻防だ。
世界を行き交う通信やデータの99%が、海底に敷かれたケーブルを流れているからである。衛星も使われるが、容量が少ないため、シェアは1%にすぎない。
南北のアメリカ大陸とアジア、欧州、アフリカの人々によるメールや、金...
長年、外交・安全保障を取材してきた。東京を拠点に北京とワシントンの駐在経験も。国際情勢の分析、論評コラムなどで2018年度ボーン・上田記念国際記者賞。著書に「暗流 米中日外交三国志」「乱流 米中日安全保障三国志」。