働き方の変化とモチベーション(6) 自律性問われるテレワーク
池田浩 九州大学准教授
近年、政府が推進する「働き方改革」でテレワーク(在宅勤務)の制度が注目されています。テレ(tele、離れたところ)とワーク(work、働く)を組み合わせた造語で、情報通信技術を活用した場所にとらわれない働き方を指します。
生産年齢人口が減少していくなかで、この制度は育児や介護など制約を抱える個人の働く機会を守り、潜在的生産性の掘り起こしにつながると期待されています。また、その他の働く人々にとって...
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