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秋田・湯沢の山葵沢地熱発電所、運転開始へ 23年ぶりの規模

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国内で23年ぶりとなる大規模な地熱発電所が秋田県湯沢市で運転を始める。Jパワーなど3社が出資する湯沢地熱(湯沢市)は17日、山葵沢(わさびざわ)地熱発電所の報道陣向け見学会を開いた。地熱発電は天候に左右されず安定的に電力を供給できる再生可能エネルギーとして、大きな期待が寄せられている。

Jパワー、三菱マテリアル三菱ガス化学が2010年に設立した湯沢地熱が、15年に工事に着手した。出力は4万6199キロワットで国内4番目の規模だ。総発電量は一般家庭9万世帯分に相当する。20日以降に運転を始める見込みだ。

国内で1万キロワット以上の大規模地熱発電所は、1996年に九州電力滝上地熱発電所(大分県九重町、2万7500キロワット)が稼働して以来という。

山葵沢は15万7千平方メートルの敷地に3カ所の生産基地を設け、計9本の生産井を掘り、蒸気を取り出して発電する。蒸気は還元基地の計7本の還元井で地中に戻す。井戸の長さは約1500~2000メートルに達する。

周辺に泥湯温泉や秋の宮温泉郷を抱えることから、温泉の質に変化がないか08年から月1回のモニタリング調査を実施。湧出量が減るのではないかといった温泉旅館の懸念を払拭するため、地元関係者への丁寧な説明を何度も繰り返した。このほか大気や水、希少な動植物など周辺環境への配慮をしている。

湯沢地熱の大泉博幹社長は「社員が地元の雪祭りに参加するなど、地元との良好な関係を築けた」と話す。秋田県や湯沢市に協力もあり、1993年の当初調査から26年かけて、大規模地熱の稼働にこぎ着けた。

同じ湯沢市内では出光興産国際石油開発帝石、三井石油開発の3社が小安地域で地熱発電所建設に向けて、18年12月に環境影響評価(アセスメント)に入った。

3社出資の小安地熱(東京・千代田)が1万5千キロワット級の「かたつむり山発電所」(仮称)を建設する見通し。事業化を決めた場合、21年に着工し、24年に完成する予定だ。市内には、このほか掘削調査中の候補地もある。

火山国の日本は世界の約10%の地熱資源が存在し、米国、インドネシアに次ぐ3位の潜在的な発電能力を持つとされる。東日本大震災の発生以降、国立・国定公園内の地熱発電所建設に対する規制が緩和された。各地で建設に向けた調査が進んでいる。

(秋田支局長 早川淳)

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