神戸市長、人口減対策点検を表明 政令市7位に後退受け
神戸市の久元喜造市長は16日の記者会見で、5月1日時点の人口が川崎市を下回り政令指定都市で全国7位になったことについて、「残念なこと。人口減少対策への取り組みが十分ではなかったと申し訳なく思っている」と述べた。若い世代を中心に大阪府や首都圏などへの流出が増えており「人口減を食い止めるための施策を全力で点検する」と話した。
川崎市の人口増加は「高層タワーマンションの増加に支えられている面が大きい」としつつ、「神戸市はタワマンの林立による人口増加は目指さない」と話した。
神戸市は六甲山や農村部があるのが特徴。「いたずらに人口規模だけを追わず、質の高い街にすることが選ばれる街につながる」と強調した。