まちづくりの団体 ネットでの資金調達支援 横浜市
横浜市はネットで小口資金を集めるクラウドファンディングを活用し、まちづくりに取り組む市民団体の資金調達を支援する事業を始めた。「ヨコハマ市民まち普請事業」の一環として実施する。まずは市が協定を結ぶクラウドファンディング企業と対象団体を2件仲介し、資金の募集を開始した。
仲介した市民団体は横浜市南区中村町の母親らで構成する「おもいやり隊」と、NPO法人の「コネクション・オブ・ザ・チルドレン」。おもいやり隊の目標金額は180万円で、空き家を改修して多世代交流拠点をつくる。コネクション・オブ・ザ・チルドレンは100万円を目標に、朝ご飯のレシピ本の制作資金に充てる。
市は2021年3月末まで、同様の仲介を試行する。効果の検証などをした上で、将来の展開を検討する。