トランプ氏「イランは対話を望む」 対立激化を懸念か
【ワシントン=中村亮】トランプ米大統領は15日、対立を深めるイランについて「まもなく対話を望むようになると確信している」とツイッターに書き込んだ。イランとの偶発的な軍事衝突のリスクに関して広がる懸念を抑えようとしている可能性がある。
国務省は15日、イラクの首都バグダッドの大使館と北部アルビルの領事館で緊急性の低い業務を担当している職員に出国を命じたと明らかにした。国務省は声明で、対立を深めるイランを念頭に「反米派の武装勢力がイラク全土で米国民や米欧企業に脅威を与えるかもしれない」からだと説明した。
トランプ政権はイラク駐留の米軍や軍関連施設に対して、イランや同国傘下の武装勢力が攻撃を仕掛ける可能性があると警戒を強めている。米軍は原子力空母や戦略爆撃機を中東に派遣してイランを強くけん制している。