日本グランデ、札証に6月上場 新興市場アンビシャス
札幌証券取引所は15日、分譲マンションなどを手掛ける日本グランデ(札幌市)が6月19日に新興市場アンビシャスに上場すると発表した。アンビシャスへの上場は2018年12月のFUJIジャパン以来、半年ぶり。日本グランデの平野雅博社長は15日の記者会見で「札幌市内を中心に物件を増やし、成長していきたい」と話した。
日本グランデは03年に設立。自社ブランドの分譲マンション「グランファーレ」シリーズや分譲戸建てのほか、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)も展開する。分譲マンションはフィットネスルームやカラオケなど共用スペースを充実させるなどして他社と差別化している。
19年3月期の連結決算は売上高が前の期比33%増の50億円、純利益が2.4倍の2億円。20年3月期も増収増益を見込む。人手不足のなか、マンションの供給コストは高止まりしている。上場を機に知名度と資金調達力を高め、札幌市内での展開を加速したい考えだ。